売野機子『ルポルタージュ -追悼記事-』(講談社)1巻より 『極主夫道』など多くの人気作品が連載されている新潮社の漫画サイト「くらげバンチ」にて、4月13日から売野機子先生の新連載が始まることが発表されました!!!!!! やったー!!!!!! 売野…
ゆうきまさみ『でぃす×こみ』(小学館)1巻より ゆうきまさみ先生といえば、言わずと知れた漫画界のレジェンド。『究極超人あ~る』『機動警察パトレイバー』『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』など、漫画史に輝く傑作を数多く生み出し続けている、まさに伝説的…
ともひ『ゆうやけトリップ』(芳文社)1巻より あなたが暮らす町には「心霊スポット」はありますか? 霊なんて信じていなくても、「出る」と噂の場所には、何となく近づきたくなかったりするものですよね。 本日ご紹介する作品はそんな「心霊スポット」をめ…
峰浪りょう『初恋ゾンビ』(小学館)1巻より 毎週毎週震えています。何にって、ヤングジャンプに載っている『少年のアビス』にです。この世の最果てのような田舎町で、逃げ場のない人間関係や家族関係に苦しめられる主人公・令児くんの明日はどっちだ。モテ…
犬上すくね『バターナッツ!』(小学館)1巻より もうすぐ4月。進学や就職に伴い、新しい環境で暮らし始める方も多いのではないでしょうか。本日はそんな「新生活」からスタートする物語をご紹介します。 2014年から2015年にかけて『サンデーGX』で連載され…
梅田ぴよ『絶対ハッピーエンドになる三角関係』(集英社)1巻より 何となくですが、ヤングジャンプの恋愛漫画は「恋愛漫画の概念を覆す恋愛漫画」が多いような気がしています。「えっ……恋愛漫画ってこういうのだったっけ??」と戸惑いつつも、面白いのでグ…
アキリ『ストレッチ』(小学館)1巻より 「好きすぎて教えたくない漫画」がたまにあります。あまりにも自分の心を捉えすぎているので、「これは自分だけの宝物」と思っていたいような作品が……。って、もちろん自分以外にも読者はたくさんいるんですけどね。…
成家慎一郎『フードコートで、また明日。』(KADOKAWA)より 突然ですが、筆者がよく行く定食屋さんは「かつ丼」と「中華そば」が二大人気メニューで、どちらも絶品です。そこで、大抵のお客さんは「かつ丼(小)」と「中華そば(小)」を同時に注文すること…
町田洋『惑星9の休日』(祥伝社)より イッキ読み推奨、と記事タイトルに銘打っていますが、本日ご紹介するのはたった2冊だけです。なぜなら、2013年に出版された『惑星9の休日』と、2014年に出版された『夜とコンクリート』……町田洋先生の単行本はこの2冊し…
田中メカ『朝まで待てません!』(白泉社)1巻より 「掲載誌の休刊」によって、好きな作品の連載が中断、あるいは終了してしまうという悲劇が稀に起こります。本日ご紹介する作品は白泉社の『AneLaLa』で連載されていたのですが、この雑誌が2017年9月に休刊…
出内テツオ『野球場でいただきます』(KADOKAWA)1巻より 「スポーツ漫画」というと原則的には"何らかの競技を描いた漫画で、主人公はその競技の選手"、ということになると思うのですが、おそらくスポーツ漫画の読者のうち99%はプロ選手ではないと思います…
岡崎武士『レッツ☆ラグーン』(講談社)1巻より 本日ご紹介する作品は、無人島で美少女と2人きりでサバイバル生活をする漫画です……と書くと「ああ、そういう系ね」とか思われるかもしれないのですがちょっと待って! 最後まで聞いてください! たしかに可愛…
石川雅之『週刊石川雅之』(講談社)より 漫画の基本は「短編」だと思います。なぜならどんな長編作品も、だいたい初出時は雑誌に”一話ずつ”載っていくので、短いページ数の中で毎回「面白い」と思わせる技術がなければ「今週面白くなかったな」となり、アン…
さわの将『真夜中にコーヒー』(講談社)1巻より 「不思議な魅力を持った漫画」に時々出会います。「どんな漫画?」「どこが面白いの?」と訊かれても、とっさに答えが出てこなかったりするのですが、読み返してみてもやっぱり面白いと感じるし、続きも買お…
福島鉄平『ボクらは魔法少年』(集英社)1巻より 「魔法少女」の活躍を描いた物語は、古今東西さまざまな作品があります。では、少女ではなく「魔法少年」を描いた作品はどうでしょうか? 本日ご紹介する作品『ボクらは魔法少年』(集英社、5巻まで発売中)…
本郷地下『明日、シネマかすみ座で』(KADOKAWA)1巻より 突然ですが、「名画座」が好きです。名画座とは、旧作映画を二本立て・三本立てといった形で、安価な値段で上映する映画館のこと。最近はあまり行けていませんが、学生時代にはよく行っていました。 …
大石まさる『うみそらかぜに花』(少年画報社)1巻より 今さらですけど、「漫画」って凄いなあと思うのです(ほんと今さらですけど)。基本的に白と黒とグレーだけで構成されているシンプルなものなのに、そこに描かれている「キャラ」や「世界」は本当に実…
沙村広明『ベアゲルター』(講談社)1巻より 最近の漫画のトレンドを2つ挙げるとするならば、1つは「残酷」ではないかと思います。日本で一番売れている漫画雑誌「少年ジャンプ」でも、『鬼滅の刃』『呪術廻戦』『チェンソーマン』といったダークな作品がま…
『遠田おと短編集 にくをはぐ』(集英社)より 集英社の漫画アプリ「少年ジャンプ+」は、『SPY×FAMILY』や『怪獣8号』といった連載作品が人気を博す一方で、読切漫画の意欲作が多く掲載されているという特徴も持っています。編集長のインタビュー記事↓によ…
シマ・シンヤ『ロスト・ラッド・ロンドン』(KADOKAWA)1巻より NetflixやAmazon Prime Videoのようなサブスクリプションの映像サービスのおかげで、気軽に海外ドラマを見ることができる世の中になりました。軽い気持ちで観始めて止められなくなってしまった…
秋★枝『恋は光』(集英社)1巻より いつのまにか、「負けヒロイン」という言葉がすっかり世間に定着しつつあります。恋愛をテーマにした男性向け作品の中で、複数のヒロイン(ヒロインという言葉も今どき使わないかもしれませんが便宜上使わせてください…)…
工藤マコト『木曜日は君と泣きたい。』(祥伝社)1巻より 工藤 マコト先生といえば、現在ヤングガンガンで『不器用な先輩。』、ガンダムエースで『HG(ハイグレード)に恋するふたり』を同時連載中の人気漫画家さんです。思わずため息が出るほど美しい絵が魅…
須賀達郎『ボールパークでつかまえて!』(講談社)1巻より テレビ中継などではなく、スタジアムで野球を見る楽しみのひとつに「球場で飲むビール」があると思います。広大な空間、緑の芝生、大勢の観客、そしてプロ選手たちのプレー……それらを見ながら飲む…
眉月じゅん『さよならデイジー』(集英社)より 獲ってしまったのです。『九龍ジェネリックロマンス』が、このマンガがすごい!の3位を。『九龍ジェネリックロマンス』は大好きな作品で、YJに第1話が掲載された時から読んでいるので、近日中にこのブログで紹…
namo『クプルムの花嫁』(KADOKAWA)1巻より 本日ご紹介する『クプルムの花嫁』(KADOKAWA、1巻まで発売中)は、冒頭10ページ目ぐらいでいきなりプロポーズが描かれる作品です。「明らかに両想いなのになかなか付き合わない」ような恋愛漫画も世間には多くあ…
豊田徹也『珈琲時間』(講談社)より 2020年6月、衝撃のニュースが報じられました。3年ぶりに刊行される村上 春樹の新作小説『一人称単数』の装画を、漫画家・豊田 徹也先生が担当するというのです。 豊田徹也が村上春樹の短編小説集の装画を担当「うれしい…
月子『最果てにサーカス』(小学館)1巻より 小林 秀雄(1902-1983)といえば、『私小説論』『考へるヒント』などの著作で知られる、日本の文芸評論を確立した人物。そして中原 中也(1907-1937)は、「月夜の浜辺」「汚れつちまつた悲しみに」などの詩で知…
熊倉献『ブランクスペース』(ヒーローズ)1巻より 「『ジョジョの奇妙な冒険』の”スタンド能力”を何かひとつ貰えるとしたら、何が欲しい?」という、漫画好きの間では定番に近い質問がありますが、筆者はもし訊かれたら東方 仗助の”クレイジー・ダイヤモン…
篠原健太『彼方のアストラ』(集英社)1巻より 今週発売された『週刊少年ジャンプ』で、2月8日発売の号から篠原健太先生の新連載が始まることが発表されました! やったー! 個人的にはかなり嬉しいです。篠原健太先生といえば、代表作は2007年〜2013年に少…
伊藤悠『歌屑 伊藤悠初期短編集』(集英社)より いきなり個人的な話をして申し訳ありませんが、もし筆者が「人生で最も好きな漫画」を3作品選べと言われたら、(悩みに悩むとは思うのですが、)20歳前後の頃に出会った、以下の3作を挙げると思います。 幸村…